“膝痛を軽減する為にやるべきこと①”でご紹介させて頂いた
【変形性膝関節を進行させる原因】の一つで上げさせて頂いた膝に関わる筋力低下についてお伝えできればと思います。
【筋力が低下している方の歩行の特徴】
変形性膝関節症(以下=膝OA)患者の歩き方の特徴として外側スラストしている方が多くいらっしゃいます、
外側スラストとは・・・・人が歩く時に前に出した側の足の踵が地面につき体重かかった際に、太もも前面の筋力で支える事ができずに膝関節が外側へ移動する現象のことを言います(下の図=外側スラスト)
【膝OAで負担が加わる箇所】
膝の外側スラストに関わる筋肉は、太もも前面にある大腿四頭筋と呼ばれる筋肉の筋力低下が原因と言われております。大腿四頭筋の筋力が低下してしまうと、歩行時に体重が加わった膝関節を筋力で安定させる事ができずに、外側へ膝が移動し膝関節の中にある半月板という膝のクッションの役割をしている内側の部分に強いストレスが加わります。
【膝の安定性を高める筋肉】
膝の安定性を高める筋肉は大腿四頭筋の内側の筋肉(内側広筋)になります、内側の筋力が低下を起こしてしまう歩行時に膝が外側へ移動するのを筋力で止める事ができず、膝関節内の半月板のクッションに負担がかかってしまいます、そのままの状態で歩き続けると痛みの度合いや膝OAの進行を加速させる要因となってしまうと言われています。
前回のブログでお伝えした一部のエクササイズを行う事で膝の安定性に関わってきますので自宅などで行うのも良いと思います。
*エクササイズ中の痛みや現在膝の痛みがある方は、一度当院などへご相談いただき行うようお願いいたします
膝関節は体重を支える為に非常に重要な関節になります、膝OAの状態はそのままにしているだけでは痛みを軽減することは難しく上記で上げさせて頂いた筋肉の強化などが改善へとつながります。今回は膝関節の安定性を中心とした内容になりましたが、膝の痛みを軽減させるにはその他にも取り組まなければならない事も多くありますのでまず、一つずつできる事から取り組んで改善できるよう取り組んでいきましょう。
次回の膝OAに関してのブログでは膝に対してのエクササイズなどについてお伝えできればと思います。
参考文献
・極める変形性膝関節症の理学療法
保存的および術後理学療法の評価とそのアプローチ/文光堂
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