【変形性膝関節症(OA)とは?】
膝関節は日常生活で非常に重要な役割があり、椅子からの立ち上がり・歩行・階段の昇り降りなどで体の体重を支える為に重要な関節になります。
その膝関節が変形性膝関節症になると、膝の関節にある軟骨が少しずつすり減って、骨が変形してしまい膝を動かすと痛みが生じたり、曲げ伸ばしが難しくなったりして、最終的には歩くことも困難になります。
特に中高年の方に見られることが多く、変形性膝関節症は少しずつ進行し元の状態に戻ることはありませんが、進行を抑えるられる事ができます。
【変形性膝関節の進行させる要因】
- 膝の筋力低下:膝の痛みの原因で多くを占めるのが、筋肉の衰えです。年齢とともに関節を支える筋肉の力が低下すると、体重を支える部分が不安定になり膝関節に大きな負担が加わってしまいます。
(膝関節や股関節や体幹筋力の低下も膝の痛みに大きく関わります) - 体重の増加:人が歩くときには体重の2〜3倍、階段の上り下りをするときには6〜7倍もの負荷が膝にかかっています。体重が重くなるほど、膝にかかる負担も大きくなります。
- 膝の可動域制限:膝の痛みで安静にしすぎると逆効果で、膝の曲げ伸ばしの制限を引き起こしてしまう事があります。動きの制限があると膝関節にストレスが加わりやすくなってしまいます。
【改善・対策】
膝痛を改善するためにやるべき事
①体重のコントロール
②関節の動き改善(膝の曲げ伸ばしの制限)
③筋力向上(膝関節 股関節 体幹)
当院では、変形性膝関節症の痛みが強く出ている場合はまず痛みを抑える事を優先して、膝などの軟骨組織に有効とされている超音波治療器などで治療し、膝の曲げ伸ばしの制限に対しアプローチ改善を行い痛みが落ち着いた段階でエクササイズやトレーニングを指導を行います。
運動指導では、ベッド上でできるエクササイズから始め徐々に負荷をかけながら運動を行なっていただきます。
当院で行なっているエクササイズの一部
膝の安定性を目的としたエクササイズ
股関節や体幹筋の強化を目的としたエクササイズ
今回のエクササイズの内容はごく一部のものです、症状や痛みの状態により1人1人のメニューは異なります。
ポイント:体重の増加は膝関節の負担が大きくなります、ご自身で体重のコントロールができるように努めましょう。
お困りの事があれば当院へ一度ご相談ください。
参考文献
膝関節の評価・運動療法/運動と医学の出版社
参考文献:姿勢動作・症状治療戦略/ボディパイオニア
参考文献:OARSI ガイドライン2019
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