症状

成長期の痛み オスグッド

適切に処置をすると早期競技復帰や予防が可能です

【成長痛ってなに?】

”子供が膝が痛くて病院で成長痛ですねと言われた”
”バスケをしているのですが最近膝が痛くてこれは成長痛ですか?”
と『成長痛』という言葉を耳にしますが
実は医療用語に『成長痛』という言葉はありません。
子供の骨は骨端線という成長軟骨が存在する場所周囲の骨や靭帯・腱の痛みを一般的に呼んでいます。
 なぜ痛みが出るかというと”骨の成長に対して筋肉の成長が追いついていない”ということと
”過剰な局所的ストレス”です
 成長期は骨がまず成長しそれに伴い筋肉も伸びるようになりますが、急激に骨が伸びると筋肉の伸びが追いつかず痛みが出てしまいます

【成長痛はほとんどがスポーツ障害】

では急激に成長をしている小学生や中学生が皆、成長痛となるわけではないのはなぜでしょうか?
痛みが出ている場合のほとんどがスポーツ活動を行っており、”姿勢が悪い””スポーツ活動量が多い”など共通したものがあります。
ですので成長痛は『スポーツ障害』ということが出来ます。

【成長痛は実は予防出来る】

”成長痛はほとんどがスポーツ障害”ということが出来ます。
スポーツ障害は不良姿勢や偏った運動が原因となります。
ですので、この成長痛にもしっかりと対応すれば”痛みを軽減したり、予防することが可能”となります。

【一番多いオスグッドに関して】

成長痛の代表として有名なのが『オスグッド』です。正式には『オスグッド・シュラッター病』といいます。
オスグッドは身長が一気に伸びる約半年前に発生しやすくなると言われていて、この時期に不良姿勢や運動量が多くなると膝下の脛骨粗面(図参照)と言われる部分に痛みが出ることになります。
適切に対応するとスポーツ活動を続けながら2〜3ヶ月で痛みが消失することが多いですが、処置が遅れたり不良姿勢が続くと3年や4年も痛みが続くこともあります。痛みや違和感が出ればエコー検査などを早急に行い適切な治療を開始することをオススメします。


【オスグッドには超音波エコー検査が有効】

オスグッドは早期治療をすることで痛みの期間の短縮や、スポーツの早期復帰などが可能になります。エコー検査では局所の炎症症状や骨の突出具合なども評価が可能で、時期に応じた治療やリハビリの参考になります。是非オスグッド には”超音波エコー検査が有効”であることを覚えておいて下さい。

【かかとの成長痛?シーバー病について】

踵(かかと)も実は成長痛になりやすい場所であることが明らかになっており当院にもオスグッド同様、多くの患者さんが来られます。踵(かかと)にも骨端線があり10歳前後のスポーツをしているお子さんに多くみられます。

【当院の治療方法に関して】

当院は、成長痛はスポーツ障害と捉え、患部だけでは無く姿勢やバランスなどへ運動指導を行い、痛みの軽減だけでなく他のスポーツ障害につながるリスクも軽減できるようアプローチをしております。

【各ケガへの詳しい対処方法や説明をコラムにて】

各ケガへの詳しい対処方法や説明をコラムにて作成しております。
院長がこつこつと更新しておりますので詳しい対処方法が知りたい方など是非ご覧ください。

PAGE TOP