前回のブログではオスグッド病の原因となりやすい足部の重心についてご紹介させていただきました。
今回のブログはオスグッド病の原因となりやすい姿勢についてご紹介していきたいと思います。
〈内容〉
・膝に負担がかかるスウェイバック姿勢!?
・当院でのサポート
【膝に負担がかかるスウェイバック姿勢!?】
筋肉の緊張によって膝に痛みが出やすいオスグッド病ですが、姿勢によっても太ももの前にある筋肉が緊張してしまいオスグッドの原因になることがあります。
それがスウェイバック姿勢という姿勢になります。
スウェイバック姿勢とは?
スウェイバック姿勢では、上半身が下半身よりも後方へ移動し、骨盤が正常な姿勢よりも前に移動している状態になります。
この状態になることで背中が丸まってしまい、お腹が出てしまっている状態の姿勢になります。
* 赤の点線は重心の位置
このスウェイバック姿勢では、正常な姿勢に比べて骨盤が後ろに倒れてしまい(後傾)体重が後ろにかかった状態になってしまいます。
骨盤が後ろに倒れた状態(骨盤後傾)になると骨盤についている太ももの筋肉(大腿四頭筋)が伸ばされてしまい、常に筋肉が緊張する状態が続いてしまいます。
また、藤谷らの調べによると、体幹と骨盤を後傾させた状態での歩行では、常に体幹や股関節を曲げる筋肉の筋活動が大きくなり、膝屈曲に対して膝関節を伸ばす筋肉(特に大腿直筋)の活動が大きくなります。
スウェイバック姿勢での歩行動作は、表層筋の活動を増加させ,深層筋の活動を低下させるという作用があり、太ももの表層にある大腿四頭筋などの筋肉が過度に緊張し、筋肉の付着部に負担がかかり炎症や痛みが出てきます。
【当院でのサポート】
当院では、AIでの姿勢分析を行えるsportipを設備しております。
AIでの骨盤の傾きや脊柱(背骨)の状態をAIが判定するので今の身体の状態を確認したい方にオススメです!
今回ご紹介したように不良姿勢によって痛みが出る場合もあるので痛みが出る前にぜひ一度ご利用してみてください!
参考文献:マッスルインバランスの理学療法
プロメテウス解剖学アトラス
論文:藤谷『不良姿勢が歩行に与える影響』第 50 回日本理学療法学術大会(東京) 2015年
藤谷『姿勢が股関節筋、及び体幹筋の筋制御に与える影響』京都工芸繊維大学 2018年
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