スポーツ時のアイシングって逆効果?!〜ねんざ・肉離れのアイシングについて〜

捻挫をしてしまった‼︎、すぐにアイシングしなきゃ‼︎

肉離れ起こしてしまったかも、アイシング必要かな?!

など・・・

アイシングをした方が良いのか、しない方が良いのか
迷う場面が多くあると思います。

ですが、アイシングにも逆効果になることがあります。

そこで今回はアイシングについてご紹介させて頂きます。

〜内容〜

●アイシングとは?!

●足関節捻挫時のアイシング

●肉離れ時のアイシング

●PEACE&LOVE

<アイシングとは?!>

氷などで患部(ケガした場所)を冷やすことを言います。

『目的』としては、


●損傷組織の組織温度を低下させることで血管収縮を促し、
 損傷組織への更なる損傷を防ぐこと

●神経終末に作用して疼痛閾値を増加させること

が目的になります。

<足関節捻挫時のアイシング>

足関節捻挫(外側靭帯損傷)に対してのアイシングの有効性は
明確ではないとされています。

新鮮な外側側副靱帯損傷に対してアイシングをした群としてない群に分け
疼痛(痛み)・腫脹(腫れ)・足関節機能を比較した研究で両群の有意差はない
という結果もありますが、包帯固定にアイシングを行った方が
疼痛(痛み)・腫脹(腫れ)・機能障害の軽減が速やかであったという結果もあります。

その為、足関節捻挫に対してのアイシングの有効性は明確ではないものの、
初期対応としてはアイシングをした方が良いとされます
その為、腫脹(腫れ)や疼痛(痛み)がない場合は、
アイシング対応は必要ないと言えます。

足関節捻挫の際のアイシングは適切なタイミングで
行うことが大切だと考えます。

<肉離れ時のアイシング>

肉離れをした際のアイシングも筋の再生を遅らせると言われています。

アイシングは、筋損傷のどのような程度でもよく行われていると思いますが、
長期的な効果は不明と言われている事が多く、
炎症反応の抑制の為に用いらてれいることがほとんどです。

ですが、炎症反応は身体の中で起こる正常な反応で、回復の一過程な為
組織の再生にとっては重要な反応になります。


その為、アイシングで炎症反応を抑制してしまうということは、
再生を遅らせてしまっている・阻害してしまっているという事になります。

実際に肉離れに対してアイシングをした場合としてない場合で
どのような反応が起きるのか行った研究があり、

壊れてしまった筋に対しての再生過程では、
炎症細胞(マクロファージ)という細胞が集まってきて、
壊れた筋のゴミのようなものを貪食し、そこに新しい筋が
作られていくのに対して、アイシングをすると損傷した筋細胞の中に
炎症細胞があまり入ってこないことが分かっています。

(神戸大学大学院保健学研究科 荒川高光准教授・博士後期課程大学院生、千葉工業大学 川西範明准教授らの研究)

このように怪我をすると『すぐにアイシング』という考えもありますが、
怪我の程度によってはアイシングをしない方が回復が早くなるという事もあります。

その為、『アイシングをすぐに行わない』という考えもあっても良いのかもしれません。

ですが、先程の足関節捻挫の様に疼痛(痛み)が強かったり、
腫脹(腫れ)・熱感などがあった場合は『アイシングをする』という
考えも必要です。

アイシングが逆効果と言われている今当院では、

『PEACE&LOVE』

を推奨しております。

PEACE&LOVE>

(Sports Medicineより引用)

『PEACE』とは、
怪我をした直後に対応する順序になります。

・痛みの原因となるストレスを除去することにより、負傷した組織を保護する(P – protect)
・脚を怪我した際には血流の停滞を最小限に抑えるために、脚を心臓よりも高く上げる(E – elevate)
・組織の修復を遅らせる可能性のある市販薬または処方薬を避ける(A – avoid anti-inflammatory drug)
・腫れを減らすために、テーピングまたは包帯を使用して負傷した領域を圧迫する(C – compress)
・過剰治療のリスクについての内容を患者へ適切に伝える(E – education)

怪我の数日後(PEACE処置の後)は、『LOVE』を行います。

・ 徐々に負荷(L- load)を増やすこと
考え方を楽観的(O- optimistic)に前向きな思考を持ち続ける(慢性化する痛みのリスクに繋がる)
損傷組織への血流(V – vascularization)を促進させる(損傷後早くて3日目程から)
 ・ストレッチ、筋力強化、バランス運動(E – exercise)を行う(怪我の回復に向けて積極的にアプローチする)

『PEACE&LOVE』は、即時ケアからリハビリテーションまでを考えており、
当院は、怪我をしてしまった時から痛みが長く続いてしまはないよう
痛みがある場所に対してすぐにアプローチを開始するよう行っております。

・アイシングが必要なのか・・・

・どのように怪我の治療をした方が良いのか分からない

・何度も同じ場所の怪我を繰り返している       

など・・

当院では、その方にあった治療法・リハビリの行い方など
しっかり提案をさせて頂きます!!

繰り返す痛み・怪我でお困りの場合は一度
『宜野湾スポーツ接骨院』にご相談下さい!!

地図をクリックすると駐車場などの詳細情報が見れます。

当院の営業日(時間外、急患の方はLINE公式アカウントよりご相談ください)

以下のカレンダーをクリックすると電話がかかります。

オンラインで簡単予約出来ます。

質問はLINE公式アカウントからお気軽に!(予約も出来ます)

関連記事

  1. あなたの足首はどっち?年代別、足首のねんざor骨折のリスク

  2. トレーナー活動 〜現場編〜

  3. スポーツ時の応急処置って何をするべき?!〜POLICEについ…

  4. 足首の捻挫をいち早く治したい方へ

  5. 捻挫(ねんざ)は癖になる?CAIについて

  6. トレーナー活動について①

PAGE TOP