前回のブログでは野球肘とはどういったものなのか、野球肘の発症メカニズムや野球肘になりやすい人の特徴についてご紹介させていただきました。
今回のブログでは、野球肘のリスクを軽減するために行なってほしいことをまとめていきます!
<内容>
・野球肘になりやすい人の特徴
・行なってほしいストレッチ
の内容でご紹介していきます。
【野球肘になりやすい人の特徴】
野球をしている方、特に投球回数が多いピッチャーなどでは肩関節の内旋という動きが硬くなり、反対に外旋という動きが柔らかくなる傾向にあります。
この内旋という動きの硬さの原因として肩関節後方の筋肉などの伸張性不足(柔軟性低下)が挙げられます。
この肩関節後方の筋肉が硬くなってしまうと肩関節を構成する上腕骨が押し出される形で通常よりも前方に移動してしまいます。
肩関節後方の筋肉に硬さがあると投球動作のボールリリース時に肩後方に急ブレーキがかかってしまいます。
そうすると、肘関節が伸ばされる力が加わり、肘関節に牽引力(引っ張られる力)や圧迫力(ぶつかる力)が働き野球肘を発症しやすくなります。
後方の筋肉の伸張性低下が続き上腕骨が常に後ろに牽引(引っ張られる)されると投球障害肩(投球時の肩の痛み)も発症しやすくなります。
【行なってほしいストレッチ】
前回、そして今回紹介したように野球肘は肩関節周辺の筋肉の硬さがあると発症しやすくなるので、肩関節の後方の筋肉の柔軟性を向上させるためのストレッチを紹介していきます。
スリーパーストレッチ
肩関節後方の軟部組織(筋肉など)の柔軟性の改善を目的に行います。
<スリーパーストレッチのやり方>
- 伸ばしたい方の肩を下にして横向きになります。
- 肩を90度に曲げ肩と肘を一直線にします。
- 手の平側に腕を倒していきます。
- 20秒ほどストレッチをして3セット行います。
*ストレッチ中痛みが出た場合は無理せずすぐに中止してください。
広背筋ストレッチ
広背筋も肩関節の後方にある筋肉で硬くならないように柔軟性を向上させていきます。
<広背筋ストレッチのやり方>
- 四つ這いの姿勢になります。
- 伸ばしたい肩の斜め前方に両手を合わせます。(右肩を伸ばしたい場合は斜め左方向で)
- 手をついたままお尻を後ろに動かしていきます。
- 10〜20秒ほど伸ばしていきます。これを3セット行います。
*ストレッチ中痛みが出た場合は無理せずすぐに中止してください。
今回ご紹介させていただいたストレッチは比較的簡単にできるストレッチなのでぜひ自宅でも行なってみてください!
前回のブログはこちらからご覧ください👇
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