今回は、前回ご紹介したスポーツ外傷とその外傷に対してのストレッチについての第二弾をご紹介していきます。
⑴ シンディングラーセンヨハンソン病(SLJ病)
前回ご紹介させていただいたオスグッド・シュラッダー病と同様の機序により起こる外傷です。
成長期の膝には成長に必要な軟骨(骨端軟骨)があり、この部分に繰り返しのストレスが加わって炎症などが起こります。
その原因の一つとしては、成長期に身長が急激に伸びる影響で筋肉が硬くなる傾向があり、筋肉が硬くなると柔軟性が低下し軟骨の部分に過剰にストレスが加わり痛みが出ることがあります。
発症年齢としては8〜12歳の男子に多く、症状はランニング、ジャンプ、階段の昇り降りやしゃがみ込み時などでの痛みや運動後・運動前に膝の前に痛みを訴えることがあります。
また、膝蓋骨の下方が腫れてくることもあります。
シーディングラーセンヨハンソン病に対してのアプローチとしては、大腿四頭筋のストレッチがオススメです!
大腿四頭筋ストレッチ
このストレッチは、大腿四頭筋という全身の筋のなかで最も強く大きく、膝関節の伸展に作用する筋肉に対するストレッチです。
痛みがある場合は、無理に行わないようにしましょう!
⑵ シンスプリント(過労性脛部痛、MTSS)
発症原因としては、走る・跳ぶなどの運動によるオーバーユース(使いすぎ)で症状が出てきます。
オーバーユースによってふくらはぎ(下腿三頭筋)や後脛骨筋、長趾屈筋などの柔軟性が低下してこれらの筋が付着している脛骨のまわりを覆う骨膜を引っ張ることで炎症が起こり痛みが出てくると言われています。
ランナーに多いと言われていますが、スポーツを始めて間もない人で始める前より運動量が増加したことでオーバーユースになり起こることもあります。
また、O脚や扁平足なども発症の原因として考えられます。
発症年齢は12〜16歳に最も多く、16歳をピークとして高校生や大学生に多いです。
症状としては、脛(すね)の内側の痛み、運動時・運動後のジーンとした痛み、安静にしていても痛みを感じて歩けなくなるなど様々です。
シンスプリントに対してのアプローチとしては、いくつかある中で今回はふくらはぎ(下腿三頭筋)のストレッチを紹介していきます!
腓腹筋ストレッチ
このストレッチは、下腿三頭筋の一つである腓腹筋という筋を伸ばすストレッチです。
踵をつけた状態で伸ばすことが大事です!
今回紹介したストレッチは痛みがない方にもオススメのストレッチです。
当院では、膝の痛みやスネの痛み以外にもいろんな痛みやケガで来院される方に対して治療や
こういった運動指導で改善できるようサポートしています。
また、セミパーソナルトレーニングにて自宅でも簡単にできるトレーニングやストレッチの指導を行っています。
日頃からストレッチ・を行うことでケガをしない身体に繋がっていきますので、是非やってみてください(^ ^)
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