身体への負担が少ない子供の抱っこの仕方について

身体への負担の少ない子供の抱き方をご存知でしょうか?

子供を抱っこする際に腰や背中が痛くなる方の多くは身体に負担のかかりやすい姿勢で抱っこをしている場合が多いです。

そのため、身体に負担のかかりにくい抱っこの仕方について知ることが痛みを減らすために重要になります。

♦︎痛みが出やすい悪い姿勢とは・・・?

なぜ、抱っこをしている際に痛みが出てしまうのか・・・?

下の図のaのような子供を前から抱っこする姿勢では、上半身に集中して子供の体重がかかるため背中が丸くなり痛みが出やすい状態になってしまいます。

次に、bのような子供を身体の体側で抱っこする姿勢では、片方に子供の体重がかかるためバランスを取るために脊柱や骨盤が左右に傾くことで痛みが出やすい状態になってしまいます。

【参照:理学療法士のためのウィメンズ・ヘルス運動療法】

♦︎痛みの出にくい抱っこの仕方は・・・?

a:身体の体側で抱っこする場合

身体の横で抱っこをする際には、脊柱や骨盤が過度に偏らないように左右で交代しながら反対の手も使用することで身体への負担を減らすことが出来ます。

b:身体の前で抱っこをする場合

身体の前からの抱っこをする際には、脊柱や上半身に過度の負担がかからないように子供の体が自分の体とフィットするように抱っこすることで身体への負担を減らすことが出来ます。

今まで痛みの出やすい抱っこの仕方をされていた方はぜひ一度下の図を参考にお試しください!

♦︎質問編:抱っこ紐を使ってもいいの・・・?

抱っこ紐(スリング)などでは、子供を身体に密着させて抱っこすることができるだけでなく親御さんの両手も開けることができるため忙しい時などは使用することもおすすめです。

けれども、横向きでスリングを使用する際には、子供の足が過度に真っ直ぐ伸ばされることにより先天性股関節脱臼のリスクを上げる要因の一つにもなるため使用の際は十分注意が必要です。

合わせて読みたい産後に出やすい症状と、姿勢の変化について!

産後の姿勢の変化が及ぼす身体への影響について知りたい方や、産後に腰や背中の痛みが出てきた方などはぜひこちらもご覧ください。

また、当院では複数名での大人のセミパーソナルトレーニングなどで産後の症状改善を目的としたエクササイズ&ストレッチもご案内しております。

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