先に結論:腰椎分離症は、早く見つけて休ませれば骨がつきやすいケガです。休ませるあいだに「LIPUS(リーパス)」という弱い超音波を組み合わせると、部活に戻るまでの期間が短かったという研究が、日本から複数出ています。
Q. 子どもが「腰が痛い」と言います。様子を見ていい?
A. 腰をそらすと痛い、2週間以上痛みが続く、スポーツをしている――このどれかに当てはまるときは、早めにご相談ください。分離症は、早く見つけるほど骨がつきやすいからです。
Q. LIPUSは痛くない?
A. 痛みや熱はほとんどありません。腰に小さな器具を当てて、20分ほど横になっているだけです。
Q. 宜野湾で子どもの腰痛はどこに相談すればいい?
A. まず宜野湾スポーツ接骨院へご相談ください。痛みの出方を確かめ、分離症が疑われるときは、MRI検査ができる連携医療機関へおつなぎします。足のはっきりしたしびれや、おしっこの出方がおかしいときは、まずお電話ください。
ケガで困ったら、まず宜野湾スポーツ接骨院へ(☎ 098-975-9074/平日21時まで・土日祝も受付)
「部活のあとから、腰が痛いと言っている」「病院で分離症と言われて、しばらく運動を休むように言われた」――お子さんが腰を痛がっていると、親御さんはとても心配になりますよね。
この記事では、成長期のお子さんに多い腰椎分離症(ようついぶんりしょう)について、できるだけやさしい言葉で説明します。あわせて、休んでいるあいだに使えるLIPUS(リーパス)という機器について、いまわかっていることを、よい点も注意点も正直にお伝えします。
腰椎分離症ってどんなケガ?

腰椎分離症は、腰の骨(腰椎)の後ろ側に入るヒビ、つまり疲労骨折です。転んだりぶつけたりした「1回のケガ」ではなく、ジャンプや、腰をそらす・ひねる動きを何度もくり返すことで、少しずつ骨に負担がたまって起こります。
小学校高学年から高校生くらいの、体がまだ成長している時期に多く見られます。野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、体操など、いろいろなスポーツで起こります。
こんなときは、分離症かもしれません
腰の下のほう、背骨のまわりが痛みます(ベルトを巻くあたり)。
- 背骨の出っ張りを押すと痛い
- 片側だけ、または両側が痛む
- 腰を後ろにそらすと痛がる
- 腰をひねると痛い(バットを振る、ボールを投げるなど)
- 腰の痛みが2週間以上続いている
- スポーツ中は痛いが、休むと楽になる
「成長痛かな」「筋肉痛だろう」と思って練習を続けてしまうと、ヒビが進んでしまうことがあります。くわしくは「子供の腰痛は成長痛だけではありません」と「腰椎分離症(症状ページ)」でも解説しています。
「早く見つける」ことがいちばん大切
分離症は、進み具合によって大きく3つの段階に分けて考えます。
- 初期:骨にヒビが入りはじめた段階。しっかり休めば、骨がつく可能性が高いとされています。
- 進行期:ヒビがはっきりしてきた段階。骨がつくまでに時間がかかります。
- 終末期:骨が離れたまま固まってしまった段階。骨がつくことは期待しにくくなります。
ここで知っておいていただきたいのは、初期の分離症はレントゲンでは写りにくいということです。レントゲンで「異常なし」と言われても、MRIで調べると初期の分離症が見つかることがあります。痛みが続くときは、MRIで確かめることが大切です。
LIPUS(リーパス)ってどんなもの?
LIPUSは「低出力超音波パルス」の略です。とても弱い超音波を、トントントンと細かいリズムで骨のヒビの部分に当てる機器です。骨をつくる細胞の働きを後押しすると考えられていて、骨折や疲労骨折の回復を助ける目的で使われています。
温める機械とはちがい、熱さや痛みはほとんど感じません。腰に小さな器具を当てて、20分ほど横になっているだけなので、お子さんでも無理なく受けられます。
研究でわかっていること
初期の分離症について、通常の保存療法(コルセットで腰を支える・運動を休む・体の硬さをとる運動)にLIPUSを組み合わせた場合と、組み合わせなかった場合をくらべた研究があります。
- 部活に戻るまでの日数:10〜18歳の選手82名の研究で、LIPUSを組み合わせた人はおよそ2か月(61日)、組み合わせなかった人はおよそ5か月半(167日)でした(いずれも真ん中の人の日数)。
- MRIの変化が消えるまでの日数:18歳以下の84例の報告で、LIPUSを組み合わせた人は平均約98日、組み合わせなかった人は約176日。期間が約44%短かったとされています。
- 通う回数:同じ報告で、LIPUSを週1回以上受けた人は平均約83日、週1回未満の人は約114日でした。別の報告でも、間をあけずに通った人ほど早く戻れた傾向がありました。
- 痛みと生活のしやすさ:海外で、くじ引きで2つのグループに分けて比べた研究(34名)でも、LIPUSを加えたグループの方が、痛みや日常生活の困りごとが大きく改善しました。
このほか、もう少し進んだ「進行期」の分離症でも、LIPUSを組み合わせた方が骨がついた割合が高かった(66.7%と10.0%)という報告があります。また、これらの研究をまとめて評価した論文も、「骨がつくことや、早い競技復帰に役立つ」と結論づけています。
正直にお伝えしたい注意点
よい結果が続いていますが、次のことも知っておいてください。
- 研究の数はまだ多くありません。参加した人数も数十人ほどです。
- 日本の研究は、くじ引きで分けた比べ方ではありません。「機械が入る前に来た人」と「入った後に来た人」を比べているため、ほかの条件のちがいが影響している可能性もあります。
- 一部は学会での発表で、くわしい内容まで確かめられる論文ではありません。
- くじ引きで比べた海外の研究は、大人(20〜40歳)が対象で、骨がついたかどうかまでは調べていません。
- どの研究も「休む+コルセット+運動」にLIPUSを加えた結果です。LIPUSだけで済む、というものではありません。
まとめると、「きちんと休むことを前提に、LIPUSを加えると、戻るまでの期間が短くなる可能性がある」というのが、いま言えることです。
当院での進め方

- まずはご相談:どんな動きで痛むか、押すと痛い場所、体の硬さを確かめます。保護者の方も一緒にお話を聞いてください。
- MRI検査へおつなぎ:分離症が疑われるときは、MRI検査ができる連携医療機関をご紹介します。
- 休む・支える:医師の判断のもとで、コルセットと運動のお休み、体の硬さをとる運動を進めます。ご希望があれば、LIPUSを組み合わせます。照射はできれば毎日がベストで、難しい場合も週2回以上をおすすめしています。
- 少しずつ部活へ:太ももの裏や股関節の硬さ、体の使い方を整えながら、練習を段階的に戻します。くり返さないための運動もお伝えします。
当院のLIPUSは「オステオトロン」という機器です(1回1,360円)。研究で使われた機器とは別の機種ですが、弱い超音波をリズムよく当てるという仕組みは同じです。料金は料金ページをご覧ください。平日は21時まで、土日祝も受け付けているので、学校や部活のあとにも通いやすい時間です。
よくある質問
Q. 分離症になったら、もうスポーツはできないの?
いいえ。初期のうちに見つけてきちんと休めば、多くの選手が競技に戻っています。大切なのは、痛みが引いたからといって自己判断で早く戻らず、段階を踏んで復帰することです。
Q. どれくらいの頻度で通えばいい?
LIPUSは本来、毎日1回20分ほど当てて使う機器で、できれば毎日通うのがベストです。研究でも、週1回以上受けた人の方が早く戻れていました。毎日が難しい場合も、週2回以上を目安にしてください。部活や塾の予定に合わせてご相談ください。
Q. 休んでいるあいだ、何もできないの?
腰に負担をかけない範囲で、太ももの裏や股関節のストレッチ、体幹のトレーニングなどを進めます。休んでいる期間を、ケガをしにくい体づくりの時間にしましょう。
お子さんの腰痛で心配なときは、まず宜野湾スポーツ接骨院へ
〒901-2221 沖縄県宜野湾市伊佐2丁目7-11 大栄マンション1階
☎ 098-975-9074/LINEで相談
平日 10:00–14:00/16:00–21:00(水曜は16:00–21:00)・土日祝 10:00–13:00/14:00–17:00
参考文献
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イラスト:いらすとや













