沖縄の部活生向け:ケガ別・部活に戻れるまでの目安一覧|捻挫・肉離れ・突き指・骨折など|宜野湾

沖縄の部活生へ ケガ別・部活に戻れる目安一覧

執筆・監修:今西 博昭(宜野湾スポーツ接骨院 院長/柔道整復師/日本柔道整復接骨医学会 認定柔道整復師) プロフィールを見る ▼

先に結論

沖縄・宜野湾の部活生に多いケガの復帰目安は、足首の捻挫で平均約12〜26日、太もも裏の肉離れで約18〜49日、疲労骨折で約44〜127日です。個人差が大きく、最後は日数でなく「条件」で判断します。

沖縄は1年を通して屋外の部活が多く、「いつから練習に戻れる?」というご相談を、宜野湾市・北谷町・浦添市・中城村・北中城村・沖縄市の中高生や保護者の方から多くいただきます。部活でよくあるケガ10種類の復帰目安を、院内データと研究報告から1つの表にまとめました(出典は末尾)。

ケガ別・部活に戻れるまでの目安一覧(表)

表の日数は、競技や練習への復帰までの目安です。プロ選手の研究の数字も含まれるため、部活生では前後することがあります。個人差が大きく、日数を約束するものではありません。

ケガ名軽いとき中くらい重いとき注意点詳しいページ
足首の捻挫(前距腓靭帯損傷)平均約12〜14日(Type I〜II)【1】平均約18日(Type III)【1】平均約24〜26日(Type IV〜V)【1】子どもは骨の一部がはがれる裂離骨折が隠れることがある足首のねんざ
肉離れ(太もも裏)平均約18日(MRIで軽度)【2】平均約24日(MRIで中等度)【2】腱までおよぶと長引きやすい【3】再受傷は復帰直後に多い【4】肉離れ
打撲(太もも前・チャーリーホース)平均13日【5】平均19日【5】平均21日【5】強くもまない。筋肉の中に骨のような組織ができることがある(約9%)【5】打撲・筋挫傷
突き指関節が安定していれば、隣の指とテープで留めて練習に参加できる場合も掌側板損傷:日中テープ+夜間固定を3週間行った報告【6】骨がはがれたマレット指:8週間の固定【7】腫れ・こわばりが長引きやすい(1年以内に腫れが引いたのは約6割)【8】突き指
膝の内側側副靭帯損傷全体の平均で約23日(軽度〜高度を含む)【9】グレードII:平均約32〜42日【10】グレードIIIは保存療法だけでは不十分なことがある【11】前十字靭帯の損傷を合併していないかの確認が大切内側側副靭帯損傷
肩関節脱臼亜脱臼(抜けかけて戻った)は同じシーズンに戻りやすい【12】手術をしない場合、受傷から2〜3週での復帰が多い【13】骨折や腱板断裂の合併、くり返す場合は医師と手術も含めて相談15〜35歳では2年以内に55.7%が再び不安定に【14】肩関節脱臼
骨折(指・手首など小さい骨)指先の骨(末節骨)の単純な骨折:4〜6週の固定【7】指の中ほど・付け根の骨で曲がりが10度未満:隣の指と一緒に固定【7】手首の骨折(大人の研究):骨がつくまで平均約98日【15】子どもの骨折の約3割は成長軟骨にかかる【16】骨折
疲労骨折すねの内側寄り:平均約44日【17】腓骨(すねの外側の骨):平均約56日【17】大腿骨頸部:約107日、足の舟状骨:約127日【17】初期はレントゲンに写りにくい。9割以上が競技に復帰【17】疲労骨折
オスグッド痛みを見ながら練習量を調整して続けられることが多い12週間の運動プログラムで、12週時点の競技復帰は16%、1年後69%【18】運動時の痛みが平均約19か月続いた報告【19】成長期の痛み。休むだけでなく負荷の調整と筋力づくりをオスグッド
シーバー病(かかとの痛み)練習量の調整で続けられることがある競技復帰まで平均約2か月(約61日)【20】再発した例はさらに長引いた【20】痛みを我慢して続けると長引きやすいシーバー病

「軽い・中くらい・重い」はケガごとの分類(タイプ・グレード・部位など)に合わせた目安です。

足首の捻挫・肉離れ・打撲(筋肉と靭帯のケガ)

足首の捻挫は「タイプ」で平均約12〜26日

当院で2023〜2024年に前距腓靭帯損傷と評価した117例では、エコーでみた損傷のタイプ(I〜V)が重いほど復帰までの平均日数が長く、約12日から約26日でした【1】。1施設の院内調査で、個人差があります。詳しくは院内データ117例の記事をご覧ください。

肉離れは「戻ってすぐ」が危ない

プロサッカー選手の太もも裏の肉離れでは、MRIで軽度とされたもので平均約18日、中等度で平均約24日でした【2】。段階的なリハビリの比較研究では、サッカー選手で平均28日【21】、短距離・跳躍選手で平均49日【22】という報告もあります。再受傷の多くは同じ場所に、復帰して間もない時期に起きています【4】。

太ももの打撲は「膝の曲がり」で見通す

太もも前の打撲(いわゆるチャーリーホース、ももかん)は、ケガの12〜24時間後に膝がどこまで曲がるかで重さを分け、平均の復帰日数は軽症13日、中等度19日、重症21日と報告されています【5】。強くもんだり、温めたりするのは控えてください。

突き指・指や手首の骨折

「ただの突き指」でも、靭帯・腱・骨のどれが傷んでいるかで固定の期間はまったく違います。指先が垂れ下がるマレット指で骨がはがれている場合は8週間の固定が基本とされます【7】。手首の骨折では、骨がつくまで平均約98日かかったという大人の研究があります【15】。成長期は骨折の約3割が成長軟骨にかかるとされ、慎重な確認が必要です【16】。骨折や脱臼の疑いがあるときは、当院でエコーで確かめ、必要なら当院から連携する整形外科へその日のうちにおつなぎします。

膝の内側側副靭帯損傷・肩関節脱臼

膝の内側側副靭帯損傷

プロサッカーの調査では、内側側副靭帯損傷による平均の離脱期間は23日でした【9】。グレードIIでは、装具を使った選手で平均41.5日、使わなかった選手で平均31.5日という報告があります【10】。グレードIIIは保存療法だけでは成績がよくないことが示されており【11】、医師と相談して方針を決めます。

肩関節脱臼

手術をしない場合、受傷から2〜3週で復帰する選手が多いと報告されています【13】。一方で、シーズン中に復帰した大学生選手の64%がシーズン中に再び不安定になりました【12】。15〜35歳では、初回の脱臼から2年以内に55.7%が再び不安定になっています【14】。「早く戻れる」と「再発しない」は別の話です。詳しくは肩を脱臼したあと部活に戻れるのはいつ?をご覧ください。

疲労骨折・オスグッド・シーバー病(使いすぎと成長期)

くり返しの負担で起きる痛みは、部位と経過で見通しが変わります。疲労骨折の研究のまとめでは、すねの内側寄りで平均約44日、大腿骨頸部で約107日、足の舟状骨で約127日で、全体では9割以上が競技に復帰していました【17】。

オスグッドは、運動時の痛みが平均約19か月続いたという報告があります【19】。活動量の調整と段階的な筋力強化を組み合わせた12週間のプログラムでは、競技に戻れたのは12週時点で16%、1年後で69%でした【18】。かかとが痛むシーバー病は、サッカーアカデミーの調査で競技復帰まで平均約2か月、再発例はさらに長くかかっていました【20】。

復帰は「日数」ではなく「条件」で決める

表の日数は約束ではありません。足首の捻挫の国際的な専門家の合意では、①プレー中とその後24時間の痛み、②可動域・筋力などの機能、③不安感や心の準備、④バランス、⑤ジャンプ・切り返し・練習を最後までこなせるか、を確認することがすすめられています【23】。当院でも、痛みが消えたかどうかだけでなく、これらを段階的に確かめながら部分参加から完全復帰へ進めます(復帰の判断基準の記事)。

試合の日程がある場合は、その日から逆算して固定・運動・練習参加の段階を一緒に組み立てます。

沖縄・宜野湾で部活のケガをしたら、まず宜野湾スポーツ接骨院へ

ケガで困ったら、まず宜野湾スポーツ接骨院へ。施術者全員が超音波エコーを使い、靭帯・筋肉・骨の表面の状態を確かめてから、固定と復帰までの計画をお伝えします。骨折や重い損傷が疑われるときは、当院でエコーで確かめ、必要なら当院から連携する整形外科へその日のうちにおつなぎします。皮膚が切れて出血している、手足にはっきりしたしびれがあるときは、まずお電話ください。その場で最適な受診先をご案内します。

当院は宜野湾市伊佐、国道58号沿いの伊佐浜交差点のそばにあります。平日は21時まで、土日祝も受付しているため、部活や仕事のあとでも来院できます。夜間・休日の救急外来には整形外科の医師がいないことも少なくなく、当院はその時間帯の運動器のケガ(スポーツ外傷)の受け皿にもなっています。

項目内容
住所沖縄県宜野湾市伊佐2-7-11(国道58号 伊佐浜交差点そば)/駐車場あり
受付時間(平日)10:00〜14:00/16:00〜21:00(水曜午前は休診)
受付時間(土日祝)10:00〜13:00/14:00〜17:00
予約WEB予約・LINE・電話(098-975-9074)。年末年始も営業日あり(日程はお知らせでご案内)

よくあるご質問

Q. 足首の捻挫で、部活は何日休めばいいですか?

程度によります。当院の院内データ117例では、損傷のタイプごとに平均約12〜26日で競技に復帰していました。個人差があるため、エコーで靭帯の状態を確かめ、痛み・バランス・ジャンプなどの条件を見ながら段階的に戻ります。

Q. 肉離れは何日で復帰できますか?

プロサッカー選手の太もも裏の肉離れでは、軽度で平均約18日、中等度で平均約24日という報告があります。再受傷は復帰して間もない時期に多いため、日数だけでなく、全力で走れるか・痛みなく伸ばせるかを確かめてから戻りましょう。

Q. 突き指くらいで接骨院に行ってもいいですか?

はい、ケガで困ったら、まず宜野湾スポーツ接骨院へ。突き指には靭帯の損傷・腱の断裂・骨折が含まれ、固定の期間が大きく違います。エコーで確かめ、骨折が疑われれば連携する整形外科へその日のうちにおつなぎします。

Q. 部活のあとや土日でも対応してもらえますか?

平日は21時まで、土日祝も10:00〜13:00/14:00〜17:00で受付しています(水曜午前は休診)。国道58号の伊佐浜交差点そばで、駐車場もあります。
執筆・監修

今西 博昭(いまにし ひろあき)

宜野湾スポーツ接骨院 院長/柔道整復師
日本柔道整復接骨医学会 認定柔道整復師

資格

  • 柔道整復師(国家資格)
  • 認定柔道整復師(一般社団法人日本柔道整復接骨医学会)
  • 基礎運動器系超音波技師
  • 柔道整復師専科教員免許

部活のケガ、いつ戻れるかを一緒に確かめませんか

宜野湾スポーツ接骨院(沖縄県宜野湾市伊佐・国道58号 伊佐浜交差点そば)では、エコーでケガの状態を確かめ、固定と復帰の計画をご提案します。宜野湾・北谷・浦添・中城・北中城・沖縄市からも通いやすい場所です。

受付時間:平日 10:00〜14:00/16:00〜21:00 土日祝 10:00〜13:00/14:00〜17:00(水曜午前は休診)
駐車場あり

参考文献

  1. 宜野湾スポーツ接骨院 院内調査(2023–2024年、前距腓靭帯損傷117例)。ブログ「足首の捻挫は何日で…院内データ117例でみる復帰目安と再発を防ぐリハビリ」(https://ginowanspolab.com/?p=3039)
  2. Ekstrand J, et al. MRI findings and return to play in football: a prospective analysis of 255 hamstring injuries in the UEFA Elite Club Injury Study. Br J Sports Med. 2016;50(12):738-743. PMID: 27084882
  3. Pollock N, et al. Time to return to full training is delayed and recurrence rate is higher in intratendinous (‘c’) acute hamstring injury in elite track and field athletes. Br J Sports Med. 2016;50(5):305-310.
  4. Wangensteen A, et al. Hamstring reinjuries occur at the same location and early after return to sport: a descriptive study of MRI-confirmed reinjuries. Am J Sports Med. 2016;44(8):2112-2121.
  5. Ryan JB, et al. Quadriceps contusions. West Point update. Am J Sports Med. 1991;19(3):299-304. PMID: 1867338
  6. Adi M, et al. Results of conservative treatment of volar plate sprains of the proximal interphalangeal joint with and without avulsion fracture. Hand Surg Rehabil. 2017;36(1):44-47. PMID: 28137442
  7. Childress MA, Olivas J, Crutchfield A. Common finger fractures and dislocations. Am Fam Physician. 2022;105(6):631-639. PMID: 35704814
  8. Cheesman QT, et al. Swelling, stiffness, and dysfunction following proximal interphalangeal joint sprains. J Hand Surg Am. 2024;49(11):1138.e1-1138.e6.
  9. Lundblad M, et al. The UEFA injury study: 11-year data concerning 346 MCL injuries and time to return to play. Br J Sports Med. 2013;47(12):759-762. PMID: 23624324
  10. Lundblad M, et al. Medial collateral ligament injuries of the knee in male professional football players: a prospective three-season study of 130 cases from the UEFA Elite Club Injury Study. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc. 2019;27(11):3692-3698. PMID: 30949749
  11. Kannus P. Long-term results of conservatively treated medial collateral ligament injuries of the knee joint. Clin Orthop Relat Res. 1988;(226):103-112.
  12. Dickens JF, et al. Return to play and recurrent instability after in-season anterior shoulder instability: a prospective multicenter study. Am J Sports Med. 2014;42(12):2842-2850. PMID: 25378207
  13. Watson S, Allen B, Grant JA. A clinical review of return-to-play considerations after anterior shoulder dislocation. Sports Health. 2016;8(4):336-341. PMID: 27255423
  14. Robinson CM, et al. Functional outcome and risk of recurrent instability after primary traumatic anterior shoulder dislocation in young patients. J Bone Joint Surg Am. 2006;88(11):2326-2336. PMID: 17079387
  15. Kristiansen TK, et al. Accelerated healing of distal radial fractures with the use of specific, low-intensity ultrasound. J Bone Joint Surg Am. 1997;79(7):961-973. PMID: 9234872(対照群の数値)
  16. Mann DC, Rajmaira S. Distribution of physeal and nonphyseal fractures in 2,650 long-bone fractures in children aged 0-16 years. J Pediatr Orthop. 1990;10(6):713-716.
  17. Hoenig T, et al. Return to sport following low-risk and high-risk bone stress injuries: a systematic review and meta-analysis. Br J Sports Med. 2023;57(7):427-432. PMID: 36720584
  18. Rathleff MS, et al. Activity modification and knee strengthening for Osgood-Schlatter disease: a prospective cohort study. Orthop J Sports Med. 2020;8(4):2325967120911106. PMID: 32284945
  19. Gaulrapp H, Nührenbörger C. The Osgood-Schlatter disease: a large clinical series with evaluation of risk factors, natural course, and outcomes. Int Orthop. 2022;46(2):197-204. PMID: 34427770
  20. Belikan P, et al. Incidence of calcaneal apophysitis (Sever’s disease) and return-to-play in adolescent athletes of a German youth soccer academy: a retrospective study of 10 years. J Orthop Surg Res. 2022;17(1):83. PMID: 35139872
  21. Askling CM, et al. Acute hamstring injuries in Swedish elite football: a prospective randomised controlled clinical trial comparing two rehabilitation protocols. Br J Sports Med. 2013;47(15):953-959.
  22. Askling CM, et al. Acute hamstring injuries in Swedish elite sprinters and jumpers: a prospective randomised controlled clinical trial comparing two rehabilitation protocols. Br J Sports Med. 2014;48(7):532-539.
  23. Smith MD, et al. Return to sport decisions after an acute lateral ankle sprain injury: introducing the PAASS framework—an international multidisciplinary consensus. Br J Sports Med. 2021;55(22):1270-1276.

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