先に結論
肩が外れたら無理に動かさず腕を体につけて支えたまま、まず当院へご連絡ください。柔道整復師は応急手当として脱臼の整復を行え、当院ではエコーで骨折の合併を確かめてから整復し、固定します。骨折の合併や整復が難しい場合は当院から連携する整形外科へ。医師の同意のもとで固定中の管理からリハビリ、復帰まで一つの窓口で進めます。
試合中に相手とぶつかって肩が抜けた。転んで手をついたら肩が動かない。脱臼は突然起こり、しかも夜や休日に多いケガです。この記事では「外れたその日」に当院で行うことと、固定中の最初の1週間の過ごし方をご説明します。部活への復帰時期と再脱臼の予防は肩を脱臼したあと部活に戻れるのはいつ?にまとめています。
外れた直後にしてほしいこと・してはいけないこと
- してほしいこと:腕を体につけ、反対の手やタオルで支える。可能なら氷で冷やす。痛みの強さ、しびれ、手の色を確かめる
- してはいけないこと:自分や周りの人が引っ張って戻す。腕を上げて確かめる。痛み止めを飲んで様子を見る
力まかせの整復は、骨折や神経・血管のケガを起こすことがあります【2】。肩の脱臼の約4割に骨折などの合併があり【3】、一見ただの脱臼に見えても確認が必要です。
皮膚が切れて出血している、手の先が白い・紫色で冷たい、はっきりしたしびれで手が動かない。このときは救急へ。それ以外の「外れたかも」は、まず当院へご連絡ください。
来院してから整復までの流れ
- ご連絡:公式LINEかお電話で「肩が外れた」とお伝えください。到着後すぐ対応できるよう準備します。平日は21時まで、土日祝も受付しています
- 問診と確認:どの向きに力が加わったか、以前に外れたことがあるか、手の感覚と血のめぐりを確かめます。脱臼では神経の一時的なしびれが半数近くに見られるという報告もあり【8】、記録しておくことが大切です
- エコーで確認:整復の前に骨折の合併とズレの向きを確認します。エコーは脱臼の確認と整復後の確認に高い精度を示すことが報告されています【1】
- 整復:応急手当として、力を使わず関節が戻る方向にゆっくり誘導する方法で整復します。痛みが強いときは無理をせず、連携する整形外科をご案内します
- 整復後の確認:エコーで関節が元の位置に戻ったこと、骨折の合併がないことを確認し、固定します
固定:向きと期間の考え方
肩の脱臼で最も大切なのは再発を防ぐことです。10〜20代で初めて外れた人は、半数以上がその後も外れるという報告があります【3】【4】。
固定の向きについては、腕を外側に向けた「外旋位」で固定すると再発が減ったという試験【5】がある一方、差がなかった試験もあり、複数の試験をまとめた解析では外旋位固定で再発が少ない傾向が示されています【6】【7】。当院では、医師と相談のうえ、年齢・ケガの状態・生活に合わせて固定の向きと期間を決めます。期間は3週間前後が目安です。
肩が外れたら、まずご連絡ください
宜野湾スポーツ接骨院では、エコーで骨折の合併を確かめてから整復し、固定します。骨折の合併や整復が難しい場合は当院から連携する整形外科へ。夜間・土日祝も対応しています。
受付時間:平日 10:00〜14:00/16:00〜21:00 土日祝 10:00〜13:00/14:00〜17:00(水曜午前は休診)
駐車場は店舗前7台・第2駐車場4台
最初の1週間の過ごし方
- 固定は外さない:入浴や着替えのときも医師・当院の指示どおりに。固定を自己判断で外すと再発の原因になります
- 肘から先と肩甲骨は動かす:固定していない手首・指・肘は毎日動かし、肩甲骨を軽く寄せる運動も固定中から始めます
- 寝るとき:仰向けで腕の下にタオルや枕を入れ、肩が後ろに落ちないようにすると楽です
- 腫れと痛み:最初の数日は冷やし、腫れが引いてきたら温めて構いません
- 来院の目安:整復の翌日から数日以内に一度、固定の状態と手の感覚を確かめます。しびれが強くなる、手が冷たい、固定がずれた、というときはすぐご連絡ください
整形外科との連携が必要なとき
柔道整復師は応急手当として整復を行えますが、その後の施術を続けるには医師の同意が必要です(柔道整復師法17条)【9】。当院は次の場合に、エコー所見を添えて連携する整形外科をご案内します。
- 骨折の合併が疑われる
- 整復が難しい、または整復後も関節が不安定
- くり返し外れていて手術の検討が必要
- 40歳以上で、整復後も腕が上がらない(腱板のケガの可能性)
どこの整形外科に行けばよいか、ご自身で探す必要はありません。医師の同意を得たあとは、固定中の管理、固定が外れたあとの筋力と動きの回復、再発を防ぐトレーニング、復帰の判断までを当院で行います。
よくあるご質問
Q. 肩が外れたら自分で戻してもいいですか?
A. 力まかせに戻すと骨折や神経のケガを起こすことがあります。無理に動かさず、腕を体につけて支えたまま、まず当院へご連絡ください。
Q. 接骨院で脱臼を戻せるのですか?
A. 柔道整復師は応急手当として脱臼の整復を行える国家資格です。整復のあと施術を続けるには医師の同意が必要で、当院は連携する整形外科と役割を分けて進めます。
Q. 夜や日曜に外れた場合はどうすればいいですか?
A. 当院は平日21時まで、土日祝も受付しています。まず公式LINEかお電話でご連絡ください。出血やはっきりしたしびれがある場合は救急へ。
Q. レントゲンは必要ですか?
A. 整復の前後でエコーを使い骨折の合併やズレを確認します。骨折が疑われる場合や整復が難しい場合は、当院から連携する整形外科をご案内します。
Q. 固定は何週間ですか?
A. 年齢やケガの状態で変わりますが、3週間前後が目安です。固定の向きや期間は医師と相談して決め、固定中から肘から先と肩甲骨の運動を始めます。
参考文献
- Gottlieb M, et al. Ultrasound for the diagnosis of shoulder dislocation and reduction: a systematic review and meta-analysis. Acad Emerg Med. 2022;29(8):999-1007. PMID: 35094451
- Shah R, et al. Pitch-side management of acute shoulder dislocations: a conceptual review. BMJ Open Sport Exerc Med. 2016;2(1):e000116. PMID: 28879022
- Robinson CM, et al. Functional outcome and risk of recurrent instability after primary traumatic anterior shoulder dislocation in young patients. J Bone Joint Surg Am. 2006;88(11):2326-2336. PMID: 17079387
- Olds M, et al. Risk factors which predispose first-time traumatic anterior shoulder dislocations to recurrent instability in adults: a systematic review and meta-analysis. Br J Sports Med. 2015;49(14):913-922. PMID: 25900943
- Itoi E, et al. Immobilization in external rotation after shoulder dislocation reduces the risk of recurrence. A randomized controlled trial. J Bone Joint Surg Am. 2007;89(10):2124-2131. PMID: 17908886
- Whelan DB, et al. Immobilization in external rotation versus internal rotation after primary anterior shoulder dislocation: a meta-analysis of randomized controlled trials. Am J Sports Med. 2016;44(2):521-532. PMID: 26116355
- Braun C, McRobert CJ. Conservative management following closed reduction of traumatic anterior dislocation of the shoulder. Cochrane Database Syst Rev. 2019;5(5):CD004962. PMID: 31074847
- Visser CP, et al. Electromyographic findings in shoulder dislocations and fractures of the proximal humerus: comparison with clinical neurological examination. Clin Neurol Neurosurg. 1999;101(2):86-91. PMID: 10467902
- 柔道整復師法(昭和45年法律第19号)第17条 https://laws.e-gov.go.jp/law/345AC1000000019(2026年10月12日閲覧)
ケガで困ったら、まず宜野湾スポーツ接骨院へ
脱臼の整復と固定、整形外科との連携、復帰までを一つの窓口で進めます。宜野湾・北谷・浦添・中城・北中城・沖縄市から来院しやすい国道58号沿いです。
受付時間:平日 10:00〜14:00/16:00〜21:00 土日祝 10:00〜13:00/14:00〜17:00(水曜午前は休診)
駐車場は店舗前7台・第2駐車場4台













