執筆・監修:今西 博昭(宜野湾スポーツ接骨院 院長/柔道整復師/日本柔道整復接骨医学会 認定柔道整復師) プロフィールを見る ▼
先に結論
年末年始にケガをしたら、まず患部を守って冷やしすぎず・動かしすぎず、腫れを抑える応急手当をしてください。そのうえで、宜野湾スポーツ接骨院のお知らせで年末年始の受付日程を確かめ、お電話・LINEでご連絡ください。当院ではエコーで骨・靭帯・筋肉の状態を確かめ、骨折が疑われるときは応急の固定をしたうえで、必要なら連携する整形外科へおつなぎします。意識がおかしい、呼吸が苦しいなどの赤信号があるときは、迷わず救急(119番)へ。
大掃除で脚立から足を踏み外した、帰省先で荷物を持ち上げた瞬間に腰に激痛が走った、初詣の石段でつまずいて手をついた、正月に親戚の子どもとサッカーをしてふくらはぎが「ブチッ」となった――。年末年始は、ふだんしない作業や久しぶりの運動が重なり、ケガが起こりやすい時期です。しかも、かかりつけの医療機関や接骨院がお休みに入っていることも多く、「どこに行けばいいのか分からない」と困る方が少なくありません。
この記事では、宜野湾市・北谷町・浦添市・中城村・北中城村・沖縄市にお住まいの方や、年末年始に沖縄へ帰省される方に向けて、年末年始に起こりやすいケガの種類、ケガ直後の応急手当、すぐに救急車を呼ぶべき赤信号、そして宜野湾スポーツ接骨院に来院されたときの流れを順にまとめました。年末年始の受付日程は年によって変わるため、お知らせ一覧で最新の情報をご確認ください。
年末年始の受付について(お知らせでご確認ください)
宜野湾スポーツ接骨院の通常の受付時間は、平日 10:00〜14:00/16:00〜21:00、土日祝 10:00〜13:00/14:00〜17:00(水曜午前は休診)です。土日祝も受付しているため、ふだんから「休みの日に開いている接骨院」として、部活や仕事が休みの日のケガに対応しています。
ただし、年末年始は通常と異なる受付日程になります。年末年始の受付日程は、お知らせ一覧(https://ginowanspolab.com/news/)でご確認ください。日程が決まりしだい、お知らせに掲載します。来院前にお電話(098-975-9074)や公式LINEでご連絡いただくと、その日の受付状況やお待ちいただく時間の目安をお伝えできます。
院長は院の近くに住んでいるため、夜間や休日のケガにも対応しやすい体制をとっています。「受付時間外だけど、このまま様子を見ていいのか分からない」というときも、まずはLINEやお電話でご相談ください。お休み中で電話がつながらないときは、下の「すぐに救急へ」の赤信号に当てはまるかを確かめ、当てはまる場合は迷わず119番に連絡してください。
来院前に準備しておくとスムーズなもの
健康保険証(マイナ保険証)、いつ・どこで・何をして痛めたかのメモ、飲んでいるお薬(特に血をさらさらにするお薬)が分かるもの。帰省中の方も、ふだんお使いの保険証で受付できます。年末年始にケガが増える理由
「ふだんしない動き」が一度に重なる
年末年始のケガの多くは、日ごろ使っていない体の使い方をしたときに起こります。大掃除では、高いところに手を伸ばす、脚立に乗る、重い家具を動かす、しゃがんだまま床を拭き続ける、といった動きが続きます。帰省では、長時間の運転や飛行機のあとに重いスーツケースを持ち上げます。お正月には、久しぶりのボール遊びや、親戚の集まりでの運動が加わります。
筋肉や靭帯(じんたい:骨と骨をつなぐ丈夫なひも)は、ふだんの負担には慣れていますが、急に大きな力がかかったり、疲れて踏ん張りがきかなくなったりすると傷みやすくなります。冷えた朝に準備運動をせず動き出すことも、ケガのきっかけになります。
掃除中の事故は12月に多い
東京消防庁の集計では、掃除中の事故で救急搬送された人は毎年800人以上にのぼり、12月に多く発生しています【1】。事故の種類は「ころぶ」が4割以上、「落ちる」が2割以上で、この2つで全体の約7割を占め、60歳代から80歳代が約6割でした【1】。過去5年間では、約3割が入院の必要がある中等症以上でした【1】。東京の統計ですが、大掃除という作業の性質は沖縄でも変わりません。「掃除くらいで大げさな」と思わず、脚立や踏み台の使い方には気をつけたいところです。
受診先が見つかりにくく、我慢してしまう
年末年始は医療機関の多くがお休みに入ります。そのため「休み明けまで我慢しよう」と、腫れた足首や痛む手首をそのままにしてしまう方がいます。軽い捻挫なら数日で落ち着くこともありますが、骨折や靭帯の大きな損傷が隠れていると、固定が遅れるほど回復に時間がかかることがあります。また、痛みをかばって歩き続けると、反対側の膝や腰に負担がかかることもあります。痛みが強い、腫れがひどい、体重をかけられないときは、休み明けを待たずにご相談ください。
場面別:年末年始に起こりやすいケガ
ここでは、年末年始によくある場面ごとに、起こりやすいケガと注意点をまとめます。あくまで一般的な例で、実際にどこが傷んでいるかは、触って確かめ、エコーで見てみないと分かりません。
| 場面 | 起こりやすいケガ | 注意点 |
|---|---|---|
| 大掃除(脚立・踏み台) | 足首の捻挫・骨折、かかとの骨折、手首の骨折、肋骨の打撲・骨折 | 落ちたときに手をつく、かかとから着地するとケガが重くなりやすい |
| 大掃除(家具の移動・床拭き) | 急な腰の痛み(ぎっくり腰)、指を挟む打撲・突き指 | 中腰で持ち上げる、ひねりながら運ぶ動きが腰の負担になる |
| 帰省(運転・荷物) | 腰のぎっくり、首や背中の筋の痛み | 長く座ったあとに、いきなり重い荷物を持ち上げない |
| 帰省(子ども) | 肘内障(ひじが抜けたような状態)、ソファや階段からの転落 | 慣れない家は段差や家具の配置が違う。手を急に引っぱらない |
| 初詣(石段・人混み) | 足首の捻挫、手首の骨折、膝・顔の打撲 | 下りの石段、暗い足元、慣れない履き物で転びやすい |
| 正月の運動・行事(餅つき・ボール遊びなど) | ふくらはぎ・太もも裏の肉離れ、アキレス腱のケガ、突き指、腰の痛み | 準備運動なしの全力ダッシュや踏み込みは危険 |
一般的な例です。痛む場所や程度によって必要な対応は変わります。
大掃除:脚立・踏み台からの転落
換気扇、カーテンレール、網戸、窓の上の方など、高いところの掃除では脚立や踏み台を使います。足を踏み外したり、体を伸ばしすぎてバランスを崩したりして落ちると、足首をひねる捻挫や、手をついて手首を痛めるケガが起こりやすくなります。高いところからかかとで着地した場合は、かかとの骨や、背骨の骨折にも注意が必要です。
予防としては、脚立は開き止めを確実にかけ、平らな場所に置くこと、天板の上には立たないこと、体を横に大きく伸ばさず、脚立をこまめに移動させることが基本です。できれば家族に脚立を支えてもらい、ひとりのときに高所作業をしないようにしましょう。
大掃除・帰省:重いものを持ち上げたときの腰の痛み
家具を動かす、水の入ったバケツを持ち上げる、帰省の荷物を車のトランクから降ろす。こうした瞬間に起こる急な腰の痛みは、いわゆる「ぎっくり腰」です。腰の筋肉や関節まわりの組織を急に傷めた状態で、「いつ・何をして痛めたか」がはっきりしているのが特徴です。長時間の運転や飛行機で体がこわばった直後は、特に起こりやすくなります。
多くは数日から数週間で落ち着いていきますが、足にしびれが出る、足に力が入りにくい、といった症状を伴うときは、神経が圧迫されている可能性もあります(腰痛)。予防には、膝を曲げて荷物を体に近づけて持つこと、持ったまま体をひねらないこと、長く座ったあとは少し歩いてから荷物を扱うことが役立ちます。
帰省先の子ども:肘内障と転落
帰省先では、小さなお子さんが慣れない家で遊びまわります。手をつないで歩いていて急に引っぱった、転びそうになった子の手を持ち上げた、といった場面で起こるのが肘内障です。急に腕を動かさなくなる、だらんと下げたまま触られるのを嫌がる、といった様子が見られます。また、ソファや階段からの転落で、肘や鎖骨を痛めることもあります。腕を動かさない、強く泣いて触らせないときは、骨折との見分けが大切なので、早めにご相談ください。
初詣:石段と人混み
初詣は、慣れない石段、混雑、暗い足元、履き慣れない靴が重なります。特に下りの石段は、足首をひねったり、前のめりに転んで手をついたりしやすい場面です。手をついたあとに手首が腫れてきた、親指の付け根のくぼみを押すと痛い、といった場合は、手首の骨折(手首の骨折・舟状骨骨折)が隠れていることがあります。
正月の運動・行事:久しぶりの全力は要注意
お正月には、親戚で集まってバスケットボールやサッカーをしたり、地域や職場の行事で餅つきをしたり、凧揚げで走りまわったりと、久しぶりに体を動かす機会があります。準備運動をせずに全力で走り出したり、急に踏み込んだりすると、ふくらはぎや太もも裏の肉離れ、アキレス腱のケガが起こることがあります。中年以降の方が「後ろから蹴られたような感じがした」というときは、アキレス腱のケガも考えます。
餅つきのような行事では、杵(きね)を振り上げて腰をひねる動き、重い臼(うす)を運ぶ動きで腰を痛めたり、返し手が手や指を打ったりすることもあります。どの行事でも、始める前に軽く体を温め、疲れてきたら交代することが予防につながります。
高齢のご家族の転倒:手首と股関節に注意
年末年始は、帰省で高齢のご家族と過ごす時間が増える時期です。大掃除を手伝おうとして踏み台に乗る、夜中にトイレへ行こうとしてつまずく、玄関の段差で足を引っかける――。高齢の方の転倒は、若い人なら打撲で済む転び方でも、骨折につながることがあります。先ほどの東京消防庁の集計でも、掃除中の事故は60歳代から80歳代が約6割を占め、「ころぶ」事故は居室・寝室で多く起きていました【1】。
手をついて転ぶと「手首」
前に転んで手をついたときに多いのが、手首の骨折(橈骨遠位端骨折:とうこつえんいたんこっせつ)です。手首の骨折はもっとも多い骨折の一つで、子どもと高齢者で特に多いことが知られています【2】。手首が腫れて変形している、手首を動かすと強く痛む、指を動かすと手首に響く、といったときは骨折の可能性を考えます。くわしくは手首の骨折のページもご覧ください。
横に転んで腰を打つと「股関節(脚の付け根)」
もう一つ注意したいのが、脚の付け根の骨折(大腿骨近位部骨折:だいたいこつきんいぶこっせつ)です。フィンランドで206人を調べた研究では、この骨折の98%が転倒によるもので、76%が真横に倒れていました【3】。手をついて転倒の勢いを弱められなかった人が多かったことも報告されています【3】。この骨折は高齢の方、特に女性に多く、長い入院やリハビリが必要になることがあると指摘されています【4】。
転んだあとに脚の付け根が痛くて立ち上がれない、脚が外側にねじれたように見える、歩けるけれど脚の付け根の痛みがどんどん強くなる、といった様子があるときは、骨折を考えて動き方に注意します。立ち上がれない・移動できないときは、無理に車へ乗せようとせず、まずお電話ください。状況をうかがい、その場で最適な受診先や運び方をご案内します(股関節の痛み)。
頭を打ったとき、血をさらさらにする薬を飲んでいるとき
高齢の方が転んで頭を打った場合は、その直後は元気でも、時間がたってから様子が変わることがあります。血をさらさらにするお薬を飲んでいる方は、特に注意が必要です。転んだあとに、ぼんやりしている、話がかみ合わない、くり返し吐く、手足に力が入らない、といった変化があれば、すぐに救急(119番)に連絡してください。
家の中でできる転倒予防
転倒は、筋力の低下やふらつき、飲んでいるお薬、住まいの段差など、いくつかの危険因子が重なって起こることが多く、危険因子を見直し、運動を続け、住環境を整えることで転倒を減らせることが示されています【5】。帰省の機会に、次のような点をご家族で見直してみてください。
- 夜中に通る廊下・トイレまでの足元に、小さな明かりをつける
- 床に置いた荷物や電気コード、めくれたマットを片付ける
- 大掃除の高いところの作業は、高齢の方に任せず家族が行う
- 滑りにくい靴下や室内履きを使う
- ふだんから歩く、立ち座りをくり返すなど、足腰を動かす習慣をつくる
ケガ直後の応急手当(PEACE & LOVE)
捻挫や肉離れ、打撲などの「軟部組織(筋肉・靭帯・腱など)のケガ」の応急手当として、近年は「PEACE & LOVE(ピース・アンド・ラブ)」という考え方が紹介されています【6】。ケガの直後に行うことをPEACE、数日たってから回復を後押しすることをLOVEとまとめたものです。
| 頭文字 | 意味 | 具体的には |
|---|---|---|
| P(Protect) | 守る | 最初の1〜3日は、痛みが強くなる動きを控える。ただし長く安静にしすぎない |
| E(Elevate) | 高く上げる | ケガをした手足を心臓より高くして、腫れを抑える |
| A(Avoid anti-inflammatories) | 炎症を抑える薬に頼りすぎない | 回復の過程を妨げるおそれが指摘されている。服薬は医師・薬剤師に相談 |
| C(Compress) | 圧迫する | 包帯やテーピングで適度に圧迫し、腫れを抑える |
| E(Educate) | 知る | ケガの状態と見通しを知り、受け身の施術に頼りすぎない |
| L(Load) | 負荷をかける | 痛みが許す範囲で、少しずつ体重をかけ、動かす |
| O(Optimism) | 前向きに | 不安や恐怖は回復を遅らせることがある |
| V(Vascularisation) | 血のめぐりを促す | 痛みのない有酸素運動(歩く・自転車など) |
| E(Exercise) | 運動する | 筋力・柔軟性・バランスを取り戻す運動 |
PEACE & LOVE【6】をもとに、当院で分かりやすく言い換えたものです。
冷やすことについて
PEACE & LOVEの提案では、氷で冷やすこと(アイシング)は項目に入っていません【6】。冷やすことの効果を調べた研究のまとめでは、氷と運動を組み合わせると足首の捻挫のあとにやや有効という程度の根拠はあったものの、研究の質は全体に低く、最適な冷やし方や時間を示す根拠は見つかりませんでした【7】。
一方で、冷やすと痛みがやわらぐと感じる方もいます。当院では「冷やしてはいけない」とはお伝えしていません。冷やす場合は、氷を直接肌に当てず、薄いタオルで包んで、冷たさで感覚が鈍くなる前に外す程度にしてください。大切なのは、冷やすことよりも、患部を守る・高く上げる・適度に圧迫することと、ケガの程度を早めに確かめることです。
ケガ別の応急手当のポイント
足首をひねった(捻挫):無理に歩かず、座って足を高くします。包帯やテーピングがあれば、くるぶしのまわりを軽く圧迫します。体重をかけられない、くるぶしの後ろ側や足の外側の骨を押すと強く痛むときは、骨折の可能性も考えます【8】。
手をついて手首を痛めた:手首を動かさないよう、雑誌や段ボールを添えてタオルで巻き、腕を三角巾やスカーフでつるします。指輪や腕時計は、腫れてくる前に外してください。
ふくらはぎ・太もも裏がブチッとなった(肉離れ):運動をすぐにやめ、伸ばさない・もまないことが大切です。ストレッチをしたり、強くマッサージしたりするのは控えます。
強くぶつけた(打撲):腫れを抑えるため、患部を高くし、適度に圧迫します。太ももの前を強く打った場合は、もんだり温めたりせず、早めに状態を確かめます(打撲)。
腰を痛めた(ぎっくり腰):楽な姿勢で休みます。ただし、何日も寝たきりで過ごすより、痛みの範囲で少しずつ動くほうがよいとされています。足のしびれや力の入りにくさがあるときは、まずお電話ください。
やってはいけないこと
- 腫れているところを強くもむ、引っぱる
- お酒を飲む、長くお風呂につかって温める(ケガをした当日〜数日)
- 変形している手足を自分で元に戻そうとする
- 「歩けるから大丈夫」と、痛みを我慢して歩き続ける・運動を続ける
すぐに救急(119番)へ:命に関わる赤信号
次のような様子があるときは、すぐに救急(119番)へ連絡してください。年末年始で受診先が分からなくても、ためらう必要はありません。
すぐに119番に連絡してほしい赤信号
- 意識がおかしい、呼びかけへの反応が鈍い、話がかみ合わない
- 呼吸が苦しい、胸を強く打って息がしにくい
- 頭を打ったあと、くり返し吐く、手足に力が入らない、けいれんした
- 骨が皮膚から出ている
- 手足が冷たく真っ白になっている、脈が触れない
- 強い腫れとともに、激しい痛みがどんどん増していく(コンパートメント症候群:筋肉の中の圧が高まる状態の疑い)
- 高いところから落ちて、首や背中が強く痛む、手足が動かない
一方で、皮膚が切れて出血している、手足にはっきりしたしびれがあるときは、まずお電話ください(098-975-9074)。その場で最適な受診先をご案内します。また、高齢の方が転んで立ち上がれないときも、まずお電話ください。
それ以外の、ひねった・ぶつけた・転んで手をついた・腰を痛めた、といったケガは、まず宜野湾スポーツ接骨院へご相談ください。「骨折しているかもしれない」と感じるケガも、当院でエコーで確かめることができます。
年末年始のケガ、まずはお電話・LINEでご相談ください
年末年始の受付日程はお知らせ一覧でご確認ください。宜野湾スポーツ接骨院(沖縄県宜野湾市伊佐・国道58号 伊佐浜交差点そば)では、エコーで骨・靭帯・筋肉の状態を確かめ、固定と回復までの見通しをお伝えします。帰省中の方もご相談ください。
通常の受付時間:平日 10:00〜14:00/16:00〜21:00 土日祝 10:00〜13:00/14:00〜17:00(水曜午前は休診)
年末年始は日程が異なります。駐車場あり
年末年始のケガ、宜野湾スポーツ接骨院での流れ
ケガで困ったら、まず宜野湾スポーツ接骨院へ。年末年始のケガで来院された場合も、ふだんと同じ流れで状態を確かめます。
- ご連絡・受付:来院前にお電話・LINEでご連絡いただくと、受付状況をお伝えできます。帰省中の方も、保険証があれば受付できます。
- 問診(お話をうかがう):いつ・どこで・何をして痛めたか、どの向きに転んだか・ひねったか、そのときに音がしたか、すぐに歩けたか、飲んでいるお薬、以前の同じ場所のケガなどをうかがいます。ケガの起こり方は、どこが傷んでいるかを考える大切な手がかりです。
- 触診・動きの確認:腫れや変形、押して痛む場所、関節のぐらつき、体重をかけられるかを確かめます。しびれや手足の血のめぐりも確認します。
- エコーでの観察:超音波画像観察装置(エコー)で、骨の表面の段差や骨折の線、靭帯や腱の傷み、筋肉の中の出血(血腫)を、その場で確かめます。画面をお見せしながら説明します。エコー観察は初めの検査の流れで行うため、別料金はかかりません。
- 固定・施術:状態に合わせて、テーピング、シーネ(添え木)、ギプス、装具などで固定し、腫れや痛みをやわらげる施術を行います。
- 必要に応じて連携する整形外科へ:骨折が疑われるときは、エコーで確かめ、応急の固定をしたうえで、必要なら当院から連携する整形外科へおつなぎします。年末年始は医療機関のお休みも重なるため、つなぎ先と時期はその日の状況に合わせてご案内します。
- 今後の見通しと自宅での過ごし方:固定の期間の目安、お風呂や仕事・家事の注意点、次に来院していただく日をお伝えします。帰省中の方には、地元に戻ってからの過ごし方もお話しします。
なぜエコーで確かめるのか
捻挫だと思っていたら骨の一部がはがれていた、打撲だと思っていたら肋骨にひびが入っていた、ということは珍しくありません。エコーは放射線を使わず、痛む場所に当てながらリアルタイムで観察できるため、「押して痛い場所」と「画面に見える変化」を照らし合わせやすいのが特長です。大人の手足の骨折を対象にした研究のまとめでは、エコーは骨折を見つける精度が高く、特に足や足首の骨折で精度が高かったと報告されています【9】。
当院では、院長が19年にわたりエコー観察を行ってきた経験をもとに、施術者全員がエコーを使っています(キヤノン Aplio a Verifia)。院長は日本柔道整復接骨医学会の認定柔道整復師で、沖縄県内でも数少ない一人です。骨の中の変化など、エコーでは見えにくいものもあるため、レントゲンやMRIが必要と考えられるときは、連携する整形外科と画像検査の連携をとっています。
骨折・脱臼が疑われるとき
柔道整復師は、骨折や脱臼の応急手当を行うことができます。応急手当のあとに施術を続けるには、医師の同意が必要です(柔道整復師法17条)【10】。当院では、骨折や脱臼が疑われるときは、エコーで確かめ、応急の固定や整復を行ったうえで、必要なら連携する整形外科へおつなぎし、画像検査と医師の同意を得て施術を続けます。くわしくは骨折・脱臼のページをご覧ください。
健康保険について
「いつ・どこで・何をして痛めたか」がはっきりしたケガ(骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れ)は、健康保険の対象です【11】。大掃除や帰省中、初詣のケガも同じです。ただし、仕事中・通勤中のケガは労災保険、交通事故は自賠責保険の扱いになります。くわしくは接骨院の保険が使えるケガ・使えない症状の一覧をご覧ください。料金の目安は料金ページに掲載しています。
休み明けまで待たなくてよい理由
「年末年始だから迷惑かな」と遠慮される方もいますが、ケガは早い段階で状態を確かめるほど、固定や負担の調整を適切な時期に始められます。たとえば足首の捻挫は、ケガの直後は腫れと痛みが強く、靭帯の傷みの程度を見極めにくいこともあります。だからこそ、最初に骨折の有無を確かめ、適切に固定し、数日後にもう一度確かめる、という流れが大切です。宜野湾で捻挫したときの受診先の考え方は、宜野湾で捻挫したらどこに行く?でもまとめています。
場所とアクセス
宜野湾スポーツ接骨院は、宜野湾市伊佐2-7-11、国道58号の伊佐浜交差点そばにあり、駐車場があります。北谷町・浦添市・中城村・北中城村・沖縄市からも来院しやすい場所です。くわしくはアクセスをご覧ください。
よくあるご質問
Q. 年末年始は何日まで受付していますか?
Q. 帰省中で沖縄に住んでいなくても診てもらえますか?
Q. 大掃除で脚立から落ちて足首が腫れています。骨折か捻挫か分かりません。
Q. ケガをしたら冷やした方がいいですか?
Q. 高齢の母が転んで脚の付け根を痛がり、立ち上がれません。
Q. 大掃除や初詣でのケガにも健康保険は使えますか?
参考文献
- 東京消防庁「掃除中の事故に注意!」 https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/nichijo/cleaning.html /「年末の大掃除前にご確認を!」 https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/inf/oosouji.html(2026年10月4日閲覧)
- Nellans KW, Kowalski E, Chung KC. The epidemiology of distal radius fractures. Hand Clin. 2012;28(2):113-125. PMID: 22554654
- Parkkari J, et al. Majority of hip fractures occur as a result of a fall and impact on the greater trochanter of the femur: a prospective controlled hip fracture study with 206 consecutive patients. Calcif Tissue Int. 1999;65(3):183-187. PMID: 10441647
- Veronese N, Maggi S. Epidemiology and social costs of hip fracture. Injury. 2018;49(8):1458-1460. PMID: 29699731
- Rubenstein LZ. Falls in older people: epidemiology, risk factors and strategies for prevention. Age Ageing. 2006;35 Suppl 2:ii37-ii41. PMID: 16926202
- Dubois B, Esculier JF. Soft-tissue injuries simply need PEACE and LOVE. Br J Sports Med. 2020;54(2):72-73. PMID: 31377722
- Bleakley C, McDonough S, MacAuley D. The use of ice in the treatment of acute soft-tissue injury: a systematic review of randomized controlled trials. Am J Sports Med. 2004;32(1):251-261. PMID: 14754753
- Bachmann LM, et al. Accuracy of Ottawa ankle rules to exclude fractures of the ankle and mid-foot: systematic review. BMJ. 2003;326(7386):417. PMID: 12595378
- Champagne N, et al. The effectiveness of ultrasound in the detection of fractures in adults with suspected upper or lower limb injury: a systematic review and subgroup meta-analysis. BMC Emerg Med. 2019;19(1):17. PMID: 30691395
- 柔道整復師法(昭和45年法律第19号)第17条 https://laws.e-gov.go.jp/law/345AC1000000019
- 厚生労働省「柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/jyuudou/index.html
ケガで困ったら、まず宜野湾スポーツ接骨院へ
年末年始の受付日程はお知らせ一覧でご確認ください。宜野湾・北谷・浦添・中城・北中城・沖縄市から来院しやすい国道58号沿いで、駐車場もあります。エコーで状態を確かめ、必要なときは連携する整形外科へおつなぎします。
通常の受付時間:平日 10:00〜14:00/16:00〜21:00 土日祝 10:00〜13:00/14:00〜17:00(水曜午前は休診)
年末年始は日程が異なります。駐車場あり













